オーダー家具をご検討されるお客様とお話ししていると、
「このスペースにどんな家具が置けますか?」
というご質問をいただくことがあります。
もちろん、それも大切な考え方です。
しかし、ファニチャーメーカーでは少し違った視点で収納計画をご提案しています。
それは、
「家具を決めてから収納を考える」のではなく、収納する物から逆算して家具を設計すること。
今回は、ファニチャーメーカーが大切にしている収納計画の考え方についてご紹介します。
一般的な家具選びは「家具ありき」
既製品の家具を購入する場合、
まず家具を選び、
その後で
「何を収納しようかな」
と考えることが一般的です。
例えば、
- 幅120cmのカップボード
- 奥行45cmの収納棚
- 高さ180cmの本棚
を購入し、
そのサイズの中で収納計画を立てていきます。
しかし実際には、
- ゴミ箱が入らない
- 炊飯器のフタが開かない
- 思ったより収納量が少ない
- 家電の配線が邪魔になる
といった問題が起こることも少なくありません。
ファニチャーメーカーは「収納物」から考えます
ファニチャーメーカーでは、
まず収納したい物をお聞きします。
例えばカップボードの場合、
- ゴミ箱は何を使う予定か
- 炊飯器のサイズはどれくらいか
- 電子レンジは置くか
- 食器はどれくらいあるか
- ストック品はどの程度収納したいか
などを確認します。
そして、
収納する物から必要なスペースを逆算して設計します。
ゴミ箱からカップボードを設計する

例えば、
「KEYUCAのarrotsシリーズを使いたい」
という場合。
まずゴミ箱のサイズを確認します。
すると、
必要な幅や高さが決まります。
さらに、
ゴミ箱の横に
- 炊飯器
- 食器収納
- カトラリー収納
を配置していくことで、
必要な収納量を確保しながら最適なレイアウトを考えることができます。
家具を先に決める場合
カップボード
↓
ゴミ箱を探す
↓
入らない
↓
妥協する
収納物から考える場合
ゴミ箱を決める
↓
必要なスペースを確保
↓
残りで収納計画
↓
使いやすい家具になる
この違いは意外と大きいのです。
本棚や壁面収納も同じ考え方です

この考え方はカップボードだけではありません。
例えば本棚の場合。
収納する本によって必要な棚高さは異なります。
- 文庫本
- 漫画
- 雑誌
- A4ファイル
では必要寸法がまったく違います。
また、
壁面収納であれば
- 掃除機
- プリンター
- 季節家電
- お子様の学用品
など、
収納する物に合わせて棚割りを決めることで、
無駄なスペースが生まれにくくなります。
オーダー家具の本当の価値
オーダー家具というと、
「サイズを自由に作れる家具」
と思われることがあります。
もちろんそれも間違いではありません。
しかし本当の価値は、
単にサイズを変えられることではなく、
暮らしに合わせて収納計画そのものを設計できること
にあります。
「何を置くか」から考える収納計画
収納計画で大切なのは、
家具のサイズを決めることではありません。
まず考えるべきなのは、
何を収納したいのか
です。
- ゴミ箱
- 炊飯器
- 電子レンジ
- 食器
- ストック品
- 本
- 掃除機
収納したい物が決まれば、
必要なサイズが見えてきます。
そしてそのサイズに合わせて家具を設計することで、
無駄が少なく使いやすい収納になります。

まとめ
既製品の家具は、
「このスペースに何を置こうか」
という考え方になりがちです。
一方でオーダー家具は、
「ここにこれを置きたいから、このサイズにしよう」
という考え方ができます。
ファニチャーメーカーでは、
家具のサイズから収納を考えるのではなく、
収納したい物や暮らし方から逆算して設計しています。
だからこそ、
毎日使いやすく、長く愛着を持てる収納が実現できるのです。
収納にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。


